2008/12/30

格安サーバマシン

NEC Express5800/S70 タイプSDというサーバマシンが14,700円で発売されています。サーバマシンでOS無しですが、普通のデスクトップPCとしても使えます。入荷してもすぐに完売するほどの人気ですが運良く入手できました。

どちらも14,700円ですが、NTT-X Storeは160GB HDDが付いています(上記リンク先は近いうちに無効になると思われます)。NEC特選街のほうは納期が長いようです。当然、NTT-X Storeのほうが人気があります。

USBキーボード、USBマウスが付属して、ケースの作りも悪くないです。PS/2キーボード端子も付いています。ファンの音も静かです。リサイクルマークが付いていないので廃棄時にリサイクル費用がかかりますが、送料含めて約1.5万円はものすごいお得な感じです。

セットアップについては次のWikiが詳しいです。

NEC Express5800/S70 タイプSD Wiki

WindowsXPをインストールするにはBIOSでRAID設定をIDEに変更しておく必要があります。WikiにあるChipset/LAN/VGA/SOUNDの各ドライバをメーカーのページからダウンロードしてインストールすればネットワーク、省電力設定なども使えるようになりました。1TB HDDを増設したところ、休止状態からの復帰時に2台目のHDDを認識できなくなることがありました。ワットメータでは消費電力は約60Wです。電源が250Wと非力なのでとりあえずはハード増強はしないで使うつもりです。

▼NEC Express5800/S70の主な仕様

CPUCeleronプロセッサー 440
周波数2GHz
CPU数(標準)1個
筐体マイクロタワー
チップセットインテル G33 Express チップセット
システムバス800MHz
L2キャッシュ512KB
メインメモリ(標準)1024MB
メインメモリ(最大)4096MB(1024×4)
メモリタイプDDR2 SDRAM/DIMM 1GB×1、PC2-6400対応、デュアルチャネル対応
メモリスロット(空/全)1/4
HDDタイプSATA
HDD容量(最大)SATA接続:160GB(最大3000(750×4))
CDDVD-ROMドライブ
FDなし
グラフィックコントローラインテル GMA 3100(インテル G33 Express チップセットに内蔵)
ディスクコントローラSATA
RAIDアダプタ未サポート
LANあり(RJ45×1)
リダンダンドパワーなし
その他のバスPCI Express x16スロット(フルハイト/ハーフ)×1
インストールOSなし
本体サイズ(H×W×D)369(H)×175(W)×409(D)mm
本体重量約11Kg
電源250W電源
メーカー商品ページExpress5800/S70(タイプSD)

2008/12/21

LavieMXで地デジ録画

LavieMXを使ってDebian GNU/Linux+VRS+HDUS(未対策版)の地デジ録画サーバー環境をセットアップしました。LavieMXには既にEtch版をインストールしていましたが、次期Lenny版もRC1が出ているので入れ替えました。

lenny RC1 (05-Nov-2008 00:48 150M)

debian-testing-i386-netinst.iso

あとは玄箱PROで地デジ録画と同様に設定しましたが、いくつかトラぶりました。まずUSBカードがVIAチップだとHDUSを認識してくれません。NECチップ搭載の「システムトークス SUGOI USB2.0」では認識されました。USBが4ポート付いているPCカードはこれぐらいなのでUSB1.1しかない古いノートでは重宝しています。

次にLavieMXの内蔵IDEでは書き込み速度不足(?)で録画開始後すぐにエラーが出てしまうので、USB外付けディスクに保存するようにしました。NFSでネットワークドライブへの書き込みでもOKでした。

NTT-ComのカードリーダーSCR3310-NTTComをつなげて録画と同時に復号してもドロップなかったので、2台のHDUSによる同時録画に挑戦してみました。recfriioでは使われていないHDUSを探してくれるので起動時に1台目、2台目と特に指定する必要はありません。しかし復号無しでも録画開始してすぐにエラーになりました。電源容量不足の可能性もあったのでセルフパワーのUSBハブをつないでみましたが駄目でした。残念ながらLavieMXで2台同時録画はパワー不足のようです。

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2008/12/18

クリスマスのディズニーランド

休みを取ってディズニーランドへ行ってきたのですが、平日にもかかわらず相変わらずの行列でした。この時期、アトラクションもステージもクリスマスバージョンになっています。中央鑑賞エリアのイス席の抽選に初めて当たりました。写真はそのときのものです。

今年で25周年らしいですが、電飾満載のエレクトリカル・パレードも健在でした。

DSC00447

2008/12/17

ウルトラマンの最新シリーズ

初代ウルトラマンの初放送は昭和41年(1966年)らしいですが、その最新シリーズ「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」が今週末12月20日(土)からBS11で始まります。ウルトラマンは出てきませんが、 ゴモラ、エレキングなどウルトラシリーズの怪獣が登場するので二世代に渡って楽しめます。小さい頃に見た怪獣の名前は結構覚えているものです。

ウルトラ怪獣シリーズEX キングジョーブラック
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2008/12/16

LavieMX vs 玄箱Pro

LavieMX(Crusoe 600MHz)もLinuxサーバーとして使えるようになったところで、玄箱Pro(ARM9 バス400MHz/コア200MHz)とどちらが早いのか調べてみました。

まずは円周率πの100万桁計算。

apt-get install pi

LavieMX(600MHz動作): 393秒、玄箱Pro: 125秒と玄箱Proのほうが3.14倍速いという結果。πパッケージのバージョンはそろえられませんでした。

Linuxの使用感とはちょっと違う結果だったので、「プログラムによる数値演算のベンチマーク」で公開されているCソースを使わせてもらってベンチマークしてみました。最適化オプション無しでコンパイル・実行したところ、整数除算を除いてLavieMXのほうが高速という結果になりました。ちなみにワットメーターで計測した消費電力はどちらも10W前後です。

表1. LavieMXと玄箱Proの処理時間比較1 (LavieMXを100%とする)

  加算 減算 乗算 除算
int 242% 243% 120% 67%
float 808% 819% 435% 464%
double 1064% 1110% 605% 647%

表2. LavieMXと玄箱Proの処理時間比較2 (LavieMXを100%とする)

関数呼び出し 183%
シフト演算 242%
cos 1099%
sqrt 2934%
norm 1175%

2008/12/15

Crusoe CPUの省電力設定

Debian GNU/LInuxをインストールしたLavie MXは蓋を閉じると省電力モードになってしまって処理速度が半分に落ちてしまいます。BIOS画面にもこれをOFFにする設定が見当たらないので、サーバー用途で使うには都合が悪い。蓋を半開きで使おうかと思っていたら、ちゃんとLongRunコントロールユーティリティというパッケージが存在しました。

apt-get install longrun

こちらの解説記事「LaVie MX LX60T/6S1EC で longrun を使用する」が詳しいです。

LongRun_PI

最低消費電力モードを基準にすると、フル稼働時の消費電力は30%増し、処理時間は50%(415sec.)という結果でした。消費電力は蓋を閉じて液晶は消灯した状態にして、ワットメータで実測しています。LongRunコントロールは正常に機能しているようです。

2008/12/07

鎌倉の大仏

鎌倉の大仏を久しぶりに見に行きました。雲ひとつ無い秋晴れで黄色くなったイチョウが境内に映えました。大仏様の正面からの写真はよく見るので後ろから写した写真を載せます。背中には通気のためと思われる窓が付いています。

 P1120367_daibutsu_blog 

窓があることからわかるように、大仏様の中は空洞になっていて、左の腰のあたりに入り口があって拝観できるようになっています。胎内拝観料20円というのはお金を取るほうが人件費がかかりそうですが、無料にすると混雑して危ないからかなどと無粋なことを考えてしまいました。

2008/12/04

復活のLavie MX

最近、IDE(PATA)タイプの2.5インチハードディスクの入手が難しくなってきています。前回、LavieMXの復活に使った2.5IDEは、買い置きしてあったものです。数ヶ月前に250GBで1万円弱でした。SATAなら同容量で7~8千円ぐらいでしたが。

LavieMXは8年前のノートパソコンなのでUSB2.0ではなく、USB1.1なのを思い出して、転がっていたPCMCIAのUSB2.0カードをさしてみたら、Linuxでもあっさり認識してくれました。BUFFALOのIFC-CB2U2VというUSB2.0のカードです(VIAチップ)。

>lsusb
Bus 004 Device 001: ID 0000:0000
Bus 003 Device 001: ID 0000:0000
Bus 002 Device 001: ID 0000:0000
Bus 001 Device 001: ID 0000:0000

次にUSBハードディスクをつないだところ、これもプラグアンドプレイで自動認識してくれました。

>dmesg
usb 4-2: new high speed USB device using ehci_hcd and address 2
usb 4-2: configuration #1 chosen from 1 choice
SCSI subsystem initialized
Initializing USB Mass Storage driver...
scsi0 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
usbcore: registered new driver usb-storage
USB Mass Storage support registered.
usb-storage: device found at 2
usb-storage: waiting for device to settle before scanning
Vendor: WDC WD10 Model: EACS-00D6B0 Rev:
Type: Direct-Access ANSI SCSI revision: 02
usb-storage: device scan complete
SCSI device sda: 1953525168 512-byte hdwr sectors (1000205 MB)
sda: Write Protect is off
sda: Mode Sense: 00 38 00 00
sda: assuming drive cache: write through
SCSI device sda: 1953525168 512-byte hdwr sectors (1000205 MB)
sda: Write Protect is off
sda: Mode Sense: 00 38 00 00
sda: assuming drive cache: write through
sda: sda1
sd 0:0:0:0: Attached scsi disk sda

mountも問題無しです。

>mount /dev/sda1 /mnt/usb
/dev/sda1 976760000 900945220 75814780 93% /mnt/usb

次の本は今回インストールしたDebian GNU/Linux(Etch版)の解説本です。よく使われるサーバーソフトの設定方法がコンパクトに載っています。最近(2008/8/1)出たばかりなので情報も新鮮で、手元に置いおくと便利です。

実践Debian GNU/Linuxサーバルート養成講座
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