2009/02/21

電波時計キットでNTPサーバ立ち上げ(玄箱Pro編)

玄箱Proでも電波時計キットでNTPサーバを設定してみました。玄箱Proには玄箱PROの本 で紹介されているDebian GNU/Linux (lenny版)をインストールしてあったのですが、秋月のUSB・シリアル変換ケーブルのデバイスドライバが入っていなかったのでモジュールの作成からはじめました。

lennyは先週、正式版としてリリースされましたが、今回はカーネルの更新はせずに書籍で紹介されているバージョンのカーネルをそのまま使いました。gcc-4.1を使う必要があるということなのでgcc-4.2が入っていましたが4.1に変更しました。

<gcc-4.1に設定>

apt-get update
apt-get install gcc-4.1 g++-4.1
rm /usr/bin/gcc
rm /usr/bin/g++
ln -s /usr/bin/gcc-4.1 /usr/bin/gcc
ln -s /usr/bin/g++-4.1 /usr/bin/g++

モジュールの作成はこんな感じです。

<モジュール作成>

cd /usr/src
wget http://w3.quake3.jp/sushi-k/pool/kuropro/debian/lenny/kernels/linux-2.6.25.10-kuro.tar.gz
tar xvzf linux-2.6.25.10-kuro.tar.gz -C /usr/src
cd /usr/src/linux-2.6.25.10
make modules
make modules_install

次のモジュールがインストールされて秋月のUSB・シリアル変換ケーブルが認識されるようになります。

/lib/modules/2.6.25.10/kernel/drivers/usb/serial/pl2303.ko

NTPサーバはLavieMXと全く同じ手順で設定して稼動しました。

 

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2009/02/20

電波時計キットでNTPサーバ立ち上げ

せっかくの電波時計キットなので、NTPサーバを立ち上げてみました。Debian GNU/Linux (lenny版)をインストールしたLavieMXを使いました。ノートパソコンとは秋月のUSB・シリアル変換ケーブルを使ってUSBでつないでいます。

NTPサーバをインストールして、/dev/jjy0にシンボリックリンクを張ります。

apt-get install ntp

ln -s /dev/ttyUSB0 /dev/jjy0

/dev/ttyUSB0は環境に合わせる必要があります。

電波時計キットから時刻を取得するようにNTPを設定します。下記は設定例です。

</etc/ntp.conf>

restrict default ignore
restrict 127.0.0.1
restrict 192.168.1.0 mask 255.255.255.0 nomodify notrap notrust

server 127.127.40.0 mode 1
fudge 127.127.40.0 time1 0

driftfile /var/lib/ntp/ntp.drift
statsdir /var/log/ntpstarts/

NTPパッケージは標準で電波時計キットに対応しています。127.127.40.XのXは/dev/jjy0なら0、/dev/jjy1なら1です。

NTPサーバを再起動して、ntpqで同期していることを確認できます。

/etc/init.d/ntp restart

ntpq -p

---以下は出力結果
     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
JJY(0)          .JJY.            0 l    2   64    1    0.000  130.975   0.031

2009/02/19

電波時計キットの製作

トライステート社の電波時計キットVer.2を製作しました。付属の説明書によると初代の電波時計キットが2000年9月に発売、Ver.2 は2004年2月頃に発売されたようです。Ver.2が発売されてすぐに購入した覚えがあるので、5年ぐらい寝かせてあったことになります。写真の左が初代、右が受信部基板を分離できるようになったVer.2です。

P1130281a

かなり大きなバーアンテナが使われていますが受信感度はそれ程高くありません。普通の卓上の電波時計では部屋の中で受信できるのに、このキットは窓際まで持っていかないと受信してくれません。初代キットを買った頃に住んでいた家ではうまく受信できませんでした。

昔からあるキットなので、今さらという感じですが、RS-232C経由で時刻情報のやりとりができるのでパソコンの時刻の校正に使えます。

2009/02/13

パラメトリック・スピーカー増設キット

パラメトリック・スピーカー増設キットが発売されたようです(発売日:2009/02/11)。超音波スピーカー50個と基板のセットで8,000円です。超音波スピーカーも200円(50個以上160円)から150円(50個以上120円)に値下げされたようです。50個x120円=6,000円なので増設用基板が2,000円の計算になります。実は増設にはこれだけでは不足で、100uHインダクターx2個と3,300uF電解コンデンサが必要になります。どうせなら全てセットにしてくれればいいのに。

2009/02/08

パラメトリック・スピーカー・実験キットの製作

秋月電子で販売しているトライステート社のパラメトリック・スピーカ・実験キットを製作しました。昨年末に買ってあったのですが、雑な作業で表面実装部品をニッパで削ってしまい、もう1セット購入するはめになりました。そのため超音波発信子は2セット分の100個になっています。

P1130219a P1130223a

アクリル板の両面に基板を付けて底の深いタッパーに入れました。ケース探しの参考に基板サイズは、スピーカ基板100mmx55mmx高さ8mm(スピーカ面)/10mm(リード線)および制御基板100mmx65mmx高さ32mm(ケミコン)です。

音質は超音波発信子が50個よりは100個のほうが明らかに良くなりますが慣れてしまうと物足りません。「音声アナウンスする用途に最適」と説明にある通りの音質です。テレビにつないでみたのですが、1時間ぐらい聴いているとキーンとした感じで耳が重たくなりました。近い距離で長時間続けて聴くのは避けたほうがよさそうです(注意書きにもあります)。狭い室内だと壁で反射してしまうので、屋外で使ったほうが指向性の効力を発揮しそうです。

2009/02/07

ThinkPad T41のファン交換

ThinkPad T41のCPU冷却用のファンが壊れました。5年ぐらい前のLenovoになる前のIBM時代に買ったノートパソコンです。もう1年以上前から時折ファンから異音がするのを騙し騙し使っていたのですが、とうとう「Fan error」で起動しなくなりました。

ThinkPadの良いところは保守パーツを取り寄せて自分で修理できるところで、ノートパソコンの分解方法やパーツの型番などが記載された保守マニュアルが公開されています。他社のノートパソコンの場合は分解すると二度と組み立てられなくなったりツメを折ってしまったりします。

早速、型番を調べてファンを取り寄せることにしました。

ThinkPad T40/T40p/T41/T41p/T42/T42p (MT 2373/2374/2375/2376/2378/2379/2668/2669/2678/2679/2686/2687) ThinkPad ドックⅢ (MT 2877) 保守マニュアル

肝心の保守マニュアルのリンクが切れていたので(「現在サイト内一部ページが表示されない状況になっております」と出てしまう)、ノートパソコンの分解方法を頼りに直接ファンの型番「13N5442」を調べました(その後、リンクは復活していました)。

可動部品であるファンの故障は多いようで、同じ型番のパーツを交換した方のWebページが多数見つかったので情報をまとめておきます。

ThinkPad T41のファン・アセンブリー
部品番号P/N: 13N5442

→製造中止: 91P9252 (91P8392も同じタイプで旧型)が代替品

パーツ5,050円+送料1,000円=計6,352円(税込)

IBMパーツセンター
03-5445-0365
営業時間は土日祝を除く午前9時~12時と午後1時~5時半

6千円程かかりますが、T41はPentium M 1.7GHz搭載でまだまだ使えるので交換することにしました。

下記の文書に保守パーツの入手方法が書かれていましたが、TELとFAXでのやり取りが必要です。個人でFAXを設置している人はそんなに多くないし、TELも土日は受け付けしないのであればWeb化してくれてもいいと思いますが。

Lenovo PC保守部品購に関するご案内

2009/02/06

NEC Express5800/S70のドライバ

以前紹介した14,700円のNECの格安サーバですが、相変わらずの人気でNTT-X Storeでは頻繁に売り出しているようですが100台出ても数時間で売り切れてしまっているようです。たまたま在庫があったので2台目を注文してしまいました。1台目にメモリを2GBx2枚増設して1GB余っていたので2台目にまわすつもりです。
OSが付属していないのでメーカーの公式サイトをまわって各種ドライバを集めないといけないのですが、「S70/SD ドライバまとめページ」にドライバがまとめてくれた方がいるので手間が省けます。但し、公式サイトではないので利用は自己責任で。

NEC特選街のほうは限定キャンペーンが終わって34,650円に戻ってしまったようです。