2011/10/09

ReadyNAS NV+のフリーズからの復旧

NETGEARのReadyNAS NV+で不要ファイルを大量に削除していたらフリーズしてしまい、電源ボタンの長押しでもシャットダウン出来ない状態に陥った。

下記の手順でファイルを失わずに復旧できたので紹介する。

  1. 電源コードを抜いてシャットダウン→再起動でディスクチェックが終わらない
  2. 電源長押し起動でディスクチェックをスキップして起動→ファイルをバックアップ
  3. ハードディスクを交換、ファームウェアのアップデート

[1] 電源コードを抜いてシャットダウン

電源ボタンがきかないので、やむを得ず電源コードを抜いてシステムを落とした。再び電源ボタンを押して起動すると、ディスクチェックが始まって「Quota chk: 65.1%」から先に進まなくなる。電電源コードを抜いて再起動する操作を繰り返したが、「Quota chk」が終わらない。

[2] ディスクチェックをスキップして起動

起動時に電源ボタンを5秒間押したままにすると、ディスクチェックをスキップできることがわかった。

http://www.readynas.com/kb/faq/boot/how_can_i_skip_the_volume_check

「Booting…」表示の後、「Disk 4 sync」と表示されて通常起動して、ネットワークからNAS内のファイルにアクセスできるようになった。

NETGEARのRAID管理ツール(RAIDar)からもNASを検出できてWeb管理画面を起動できた(Web管理画面のログインはユーザー: admin、初期パスワード: netgear1)。

http://192.168.1.xxx/admin/

この状態でNASに残っていたファイルをバックアップ。

[3] ハードディスクを交換

いい機会なので1TBのハードディスクを2TBに交換。ファームウェアも最新のものに更新。ファームウェアは4.1.6→4.1.7で「4Kセクタハードデイスク対応」している。

  • 現ファームウェア: RAIDiator 4.1.6[1.00a043]
  • 新ファームウェア: RAIDiator 4.1.8[1.00a043] (Thu Sep 1 17:50:46 2011)

[付記]

NASのWeb管理画面からSMART情報を取得。ディスク3が怪しい?

SMART 情報 ディスク1 ディスク2 ディスク3 ディスク4
エラーレート 0 0 0 0
スピンアップ時間 6941 6941 6758 6775
開始・停止回数 43 43 60 43
セクタの代替回数 0 0 1 0
シークエラーレート 0 0 81 0
稼働時間 12788 12788 12788 9310
スピンアップ再試行回数 0 0 0 0
キャリブレーション再試行回数 0 0 0 0
電源投入回数 41 41 41 41
電源遮断リトラクト数 4 4 22 4
ヘッドのロード回数 43 43 60 43
温度(摂氏) 29 29 28 28
再配置するイベント数 0 0 1 0
現在待機中のセクタ 0 0 5 0
オフラインで回復不可能 0 0 0 0
UDMAモードでのCRCエラー数 0 0 0 0
マルチゾーン・エラーレート 0 0 0 0
ATA エラー数 0 0 0 0

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