2012/10/17

新刊「コンピュータ囲碁―モンテカルロ法の理論と実践―」

新刊「コンピュータ囲碁―モンテカルロ法の理論と実践―」が共立出版から2012/11/11発刊予定。

著者の一人、山下さんはコンピュータ将棋YSSとコンピュータ囲碁「彩」の作者。

第I部 理論編
 第1章 はじめに
 第2章 背景:モンテカルロ木探索以前
 第3章 モンテカルロ囲碁の概要
 第4章 モンテカルロ木探索の詳細
 第5章 モンテカルロ木探索の強化
 第6章 最後に
第II部 実践編
 第7章 モンテカルロ囲碁
 第8章 原始モンテカルロ囲碁の作成
 第9章 モンテカルロ木探索の概略
 第10章 UCTで探索するプログラム
 第11章 彩のデータ構造
 第12章 MCTSで使われる手法
 第13章 ノードの作成
 第14章 彩のUCT関数
 第15章 プレイアウトを行う前の処理
 第16章 プレイアウトの中での処理
 第17章 パターン
 第18章 Minorization-Maximizationアルゴリズム
 第19章 群の評価
 第20章 連の死活探索
 第21章 プレイアウトでの攻め合い
 第22書 並列化
 第23章 時間制御
 第24章 その他の情報
 第25章 開発環境など
 第26章 資料
 第27章 モンテカルロ法を試してみて

 

コンピュータ囲碁 ―モンテカルロ法の理論と実践―

コンピュータ囲碁 ―モンテカルロ法の理論と実践― 美添 一樹 山下 宏 松原 仁

共立出版 2012-11-10
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2012/10/11

100均の自転車ライトをLED化

100円ショップで売っているクリプトン球を使った自転車ライトをLED化した。単三電池を4本使うようになっているので、エネループx4本(約5V)を使って5V用のLED豆電球に交換するだけで済むはずだったがいろいろと加工が必要だった。

P1060242b

まず電池ホルダの金具がショートしていて点灯しないという初期不良があり、金具を中央に戻しても時間がたつと寄ってきてしまうのでビニールテープを巻いて絶縁した(下の写真の赤矢印)。

P1060123d

更に電池ホルダのバネのひとつが不良で、カバーをはめると電極が離れて消灯してしまうので、半田を盛って接触するように修繕。100円商品でなければ店で交換してもらうところ。

LED電球で点灯実験したところ極性が逆になっていたので、電極をラジオペンチで引っ張り出して折り曲げ、リード線を半田付けして極性を逆にした(今回使ったLED電球は中央の電極がプラス)。

P1060126b

LED電球のツバの部分が小さく、前に抜け落ちてしまうため、不要なブリスターパックを切り取ってドーナッツ状に穴を開けてワッシャーのように間に挟んで固定した。

P1060153b P1060154b

自転車の振動で電池カバーが外れてしまいそうなのでビニールテープを巻いて完成。クリプトン球はまわりに光が広がるが、LED電球は正面を照らすのみで、比べてしまうとLED電球はかなり暗く感じる(どちらもエネループを4本使用)。クリプトン球の点灯時間が3~4時間にたいして、このLED電球ならかなり長く使えそうだが、もう少し明るさが欲しいところ。

この他にも100均には「自転車用ライトホルダーケース」という製品も置いてあり、これに3LEDのランチャーライトを入れると今回のLEDライトより明るく、小型軽量なので使い勝手も良かった。

P1060171b

2012/10/10

郵便受けの修理

郵便受けの扉が壊れて外れてしまい、郵便物が雨で濡れたり飛び出してしまうので、ビニール袋をガムテープで止めて使っていた。郵便受けは壁に埋め込まれているので壁を壊す大掛かりな工事が必要になりそうなので長い間放置していた。

こんな感じで見栄えが悪いし頻繁にビニールを張り替えないといけない。

P1050948b

このような古い郵便受けの蓋が壊れるのはよくあるらしい。

上のサイトではステンレスに穴を開けて扉をつけて壁を壊さないで直しているが、ステンレスの穴あけは簡単ではないので、今回は木枠をはめ込んで扉をつけた。

P1060237b

扉はPP板を蝶番で取り付けてマグネットキャッチャーで留めている。

P1060238b

風雨に晒されるので木材防腐剤を塗っている。元々の郵便受けが小さく、回覧板が飛び出してしまうため枠は大きめにした。取っ手とマグネットキャッチャーはホームセンター、それ以外は百円ショップで揃えたので材料費だけなら1000円程度で、思ったより立派なものができた。

2012/10/09

100均のUSBシガーソケットを12Vアップコンバータに改造

100均のUSBシガーソケットのアップコンバータへの改造記事を参考に12Vアップコンバータを作製した。

今回はキャンドゥで入手したシガーソケットを使った(この製品にはUSB端子はついていない)。

P1060124b P1060129b P1060131b

回路図は上記のサイトにあるのと同じ。なるべく部品を再利用し、基板はパターンカットして流用した。パターンカットで分離が難しい位置にレイアウトされていた抵抗、ダイオードなどを取り外し、ICとコンデンサはそのまま使った。アップコンバータにした場合、入力側につける抵抗が足りなくなるので200Ωの抵抗を追加している。インジケータの発光ダイオードは基板上に抵抗をつけるスペースがなかったので取り外した。

改造前の基板はイモ半田だらけ。出力側のプラス端子のパターンが浮いていて、分解時にパターンがはがれてしまった。これを見てしまうと車のシガーソケットにさすのは勇気がいる。

基板表 基板裏
改造前 改造前
P1060148b P1060152b
改造後 改造後
P1060159b P1060161b

出力電圧を決める抵抗は12Vを狙ってR1=5.6kΩ, R2=47kΩに付け替えた。

出力電圧Vout = 1.25 x (1 + R2/R1) = 11.74V

計算上は11.74Vで、エネループ4本(約5V)をつないで実測すると11.5Vだった。

元から付いていた抵抗のカラーコードは判別が難しかったのでテスターで測ってみるとR1=0.99kΩ, R2=3.36kΩで5.5Vとなり、実測でも5.3Vぐらいで少し高めになっていた。

この基板の電解コンデンサは入力側4.7uF、出力側47uFという小さなものが付いていて、リップルが気になるが、LEDを点灯させるつもりだったのでそのまま使っている。

結果的に追加したのは抵抗3本だけで12Vのステップアップコンバータができた。

2012/10/08

100均のUSBシガーソケット

車のシガーソケットから5Vを取り出すソケットが100均ショップ売られている。中の電子パーツをバラバラに集めると100円を超えてしまうため、部品取りや改造用に使われている。

日々改良されていて、概観が同じでも中身が変わってしまうことがあるが、改造の参考にここ1ヶ月ぐらいの間に入手したものをばらして写真に残しおいた。全てMC34063Aというスイッチングレギュレータが使われていた。

販売店
パッケージ
基板表 基板裏  
キャンドゥ
P1060124b
P1060137b P1060139c USB端子ではない。各社の携帯電話用コネクタが別売りになっている。
チップ部品を使っていないが、USB端子が実装されていないので基板は小さい。
ダイソー
P1060174b
P1060202b P1060204b 一番小型だが、ヒューズが入っていないのはこの製品だけ。チップ部品が使われている。
分解にはシール下のネジをはずす必要あり。ダイソーでは他にも携帯電話充電用のシガーソケットが出ているが、そちらは100円ではない。
セリア
P1060176b
P1060233b P1060236b セリアには2品種あり、こちらはパッケージに500mAと書いてある。
MC34063Aを含めてチップ部品が使われている。
セリア
P1060177b
P1060181b P1060184b 800mAと書いてあり、同じセリアの500mA品より大きい。
チップ部品は使われておらず、基板が一番大きいので、パターンカットなどの改造がやりやすい。
ミート・シルク
P1060188b
P1060192b P1060196c MC34063Aを含めてチップ部品が使われている。
分解にはネジをはずす必要あり。
チップヒューズらしきチップが基板上に付いている。

2012/10/07

目覚し時計(電波時計)が故障

旅行や出張で使っていた携帯用の目覚まし時計が壊れたので買い換えたのだが、半年もしないうちに壊れた。800円ぐらいだったが壊れるのが早すぎる。

GENTOS (ジェントス) 目覚し時計 電波時計 ウェーブキャッチャー SA-917R
GENTOS (ジェントス) 目覚し時計 電波時計 ウェーブキャッチャー SA-917R
GENTOS 2009-02-16
売り上げランキング : 19901


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

普段は置時計として使っていたのが、気がついたら液晶が消灯していた。電池切れの可能性もあったので交換したが復活せず。

保証期間内なので無償修理してもらえるはずだが、メーカーのサポートページには送料はこちらが負担と書いてある。

※送料および諸掛かりはお客様のご負担となります。
なお、ご送付の際は適切な梱包の上、紛失防止のため受け渡しの確認のできる手段(簡易書類や宅配便)をご利用ください。

受け渡しの確認のできる手段」で送るためには500円程度の送料がかかる。梱包、発送の手間を考えると買い換えたほうが楽。この電波時計、安くて評判も悪くなかったのだが。

2012/10/06

LED豆電球の明るさ比較

豆電球サイズ(口金E10)のLEDをいろいろ扱っているセレクト通販ShopUに以前買ったLEDの分解写真が掲載されているのを見つけた。211x-1101_04

この機会に買い置きしてあったLED豆電球の明るさを比較した。

No. 品番 電圧 価格 明るさ比較  
1 2112-1401 5V
AC/DC両用
196円 満充電のエネループ4本(5.5V)で点灯、下の6V用LEDより明るい。 2112-1401_LED
2 2111-0902 6V
AC/DC両用
126円 新しいアルカリ乾電池4本(6.4V)で点灯、かなり暗い。パイロットランプ的な用途向き。 2111-0902LED
3 210Z-0702 12V 280円 満充電のエネループ10本(13.8V)で点灯、この3つの中で一番明るい 210z-0702_LED

残念ながら現時点で上の二つは販売終了になっている。

差し替えるだけでLED化できるのがLED電球の利点で、上の6V用LEDは自宅にあったハンドライト(乾電池4本)に使うつもりで購入した。

P1060217b

クリプトン電球が使われている昔からよくあるハンドライト。

P1060219b

単一乾電池x4本(6V)なので、6V用のLEDを使ったが(下の写真の右側がLED)、ツバの白い部分が導通しないが、

P1060225b

アルミホイルを巻いて解決。

P1060227b

クリプトン球と差し替えるだけでLED化できたがハンドライトとしては暗すぎた。

5VのほうのLEDなら実用的な明るさで、単三→単一の変換アダプタにエネループの組み合わせで電圧を下げれば使えるのだが、そうすると単一乾電池の使い道がなくなってしまうので結局、クリプトン球に戻してしまった。